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人文学研究科 科目構成 Curriculum

人文学研究科の教育課程は、「表象領域特講」からなる専門特講科目と、「人文学特殊講義」「人文学合同演習」「人文学基礎演習」などからなる専門研究科目、そして共通基盤科目があります。
個々の関心領域に広がりと深さを与えるべく、方法論の手解きから最新かつ萌芽的研究を含めた高度な理論まで、多様な授業が用意されています。

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専門特講科目

表象領域特講1

表現の内と外

美術?音楽?建築?マンガ?映画?写真?文学などを広く「表現」として捉えつつ、その制作者=表現者たちが表現活動についてどう考えてきたのかを、かれら自身が残した文章?作品を中心的な手がかりにして探っていく。表現自体に備わっている内的な世界と外部の現実世界、そして両者の関わり方を、各自の表現活動に引きつけながら考えることによって、自身の考え方や立場を見極め、鍛え直す。

表象領域特講2

現象と「モダンガール」

1923年のはじめに日本語文化圏に登場した「モダンガール」について、ジェンダー編成の問題を射程に入れつつ、日本、アジア、欧米の同時代資料と最近の研究論文の双方を検討しながら、講義と、参加者によるリサーチやレジメを準備した報告、参加者相互のディスカッションを通して考える。

表象領域特講3

映画作品の読み解き

映画史あるいは映画作品そのものを修士論文のテーマとする学生はそれほど多くはないはずだが、自身のテーマを追究するなかで動画、しかも編集された動画を扱う場面は少なくないと思われる。映画における動画編集の様々な技法とその効果を読み解き、それらを客観的に記述する方法を知ることによって、間接的には人間の認識について理解を深め、直接的には自身の修士論文?修了制作に役立てることができる。

表象領域特講4

「日本語は“空気”が決めている」のか

“空気”という観点から日本語に関する素朴な疑問を解き明かしていったテキストの読解に、歴史的視点や外国人に対する日本語教育の視点を交えながら、日本語の特徴について社会言語学」的な観点から考察することによって、敬語や方言、流行語など、ことばに対する興味?関心を引き出す。

専門研究科目 人文専攻

人文学特殊講義1

人文学研究のための人文知の獲得と実践的応用

受講生がどのような学部で何を学び、どのような卒業論文を書き、そして大学院に入ってどのようなテーマでなぜそのような研究をしたいのかという個々の来歴と問題意識に沿いながら、受講者の積極的な参画のもと、人文学的な観点から参考文献やアプローチ方法を共に思索する。この協同的な授業を通じて、柔軟な思考と幅広い教養を身につけ、自分なりの問題意識から討論?発言する技術を身につける。

人文学特殊講義2

フィールドワークの基礎と実践

修士論文レベルの学術論文を作成する上で必要な技能を身に付けるための一環として、人々の暮らしや文化の実際を理解するために有効な方法であるフィールドワークの意義や方法について学ぶとともに、自身でテーマを設定し実際の調査を実践し、その結果を整理?分析?発表することによって手法の習得をめざす。

人文学特殊講義3

社会調査の「いろは」

社会調査の基礎を学ぶ。用いる教科書はどちらかというと量的調査に重点を置いたものであるが、質的調査を予定している受講生に対しては他の資料も用いながら必要に応じて補足説明を加える。最終的には、自分のテーマと社会調査がどのように関わるかを見極め、自分のための量的調査ないし質的調査のための調査企画書を作成する。(研究において実際に調査を予定している場合はその内容で作成し、予定がない場合は自由に仮の設定を考えてよい)

人文学特殊講義4

「人文学の諸領域」としての教育学を体系的に捉え直す

「教育学」という領域がどのような学問領域なのかを概観し、教育学の全体像を体系的に認識したうえで、「公教育における主権者教育と子ども?若者の参加」を主なテーマとして、社会科?公民科教育や人権教育、自治的諸活動と生活指導(特別活動と生徒指導)、子どもの参加論、高等教育論などの近年の研究動向や主要文献を紹介しつつ、受講者とともに「公教育における主権者育成」というテーマについて検討をすすめる。

人文学合同演習

人文学入門

フラットな立場で自身の研究テーマについて真摯に対話?発表を繰り返すことで、人間と社会と文化をめぐるあらゆる事柄を研究対象とし、固着した学問領域の枠にとらわれず、普遍的?横断的なアプローチで独自のテーマを追究する人文学そのものについての理解を深め、同時に既成の枠組みにとらわれずに人間の過去?現在?未来を自由に探究できる人文学的学究姿勢とそのアーツ(arts)を実践的に磨き、自身の研究方向を定めていく。

人文学基礎演習

修士論文作成の基礎

研究の基礎作業として、自らの研究の方向の妥当性と独創性を検討する。ディスカッションを通じて、自身の研究の価値づけと位置づけを確認し、具体的な研究テーマおよび対象を定め、必要な調査や作業の手順を整理し、修士論文の作成計画を設定する。

人文学演習1

修士論文の基礎

「前期中間報告会」に向け、1年次に設定した修士論文の作成計画に沿って内容を確立しながら、資料収集や、必要に応じて種々の調査を行なう。研究に必要な全ての資料やデータを収集し、その分析方法を検討のうえ確定し、成果たる修士論文の構造を設計する。

人文学演習2

修士論文の完成

「後期中間報告会」、「最終報告会」に向け計画を見直しつつ、研究対象の直近の状況を踏まえながら必要に応じて追加で資料を読解するなど、自らの研究に対し絶えず再検討と深化を加えながら、各自の研究テーマについて真摯に修士論文を執筆する。