188体育

图片

Translate this Page by AI

A ?

言葉がつむぐ「創造の世界」を探究する

小説や詩歌、戯曲、評論など幅広い分野の作品講読や作家研究を行います。さらに、海外作品との比較を通じて日本文学の独自性を学ぶなど、国際的な視野からも日本の文学を考察します。自分の関心に合わせて時代や作品、作家、表現方法を絞り込んで研究を深め、さらには社会的?歴史的背景などを掘り下げ、各時代の人間の心理や感性、時代の精神や文化を広く学びます。文学は人間を語り、伝える手段。言葉が伝える人間の経験や思想を読み込むことで「人間とは何か」という問いに迫ります。

めざせる職業
 編集者、ライター、小説家、学芸員、学校教員、図書館司書、校正?校閲、書籍の流通、企画職、営業(総合職) など

主な就職先
 出版社、広告制作業、Web コンテンツ制作会社、NPO?NGO、行政機関、製造業、流通小売業 など
 
取得できる資格
 高等学校教諭一種免許状(国語)、中学校教諭一種免許状(国語)、図書館司書、博物館学芸員

科目PICK UP

  • 比較文学

    児童文学の歴史や社会的背景をたどりながら、代表的な作品を精読し、テーマや表現方法を考察することで、子どもの本がもつ魅力や文化的役割を理解します。

  • 日本語学特講

    日本語の歴史的変遷、言語的特徴について、文字?表記?音韻?文法などから分析します。方言やジェンダー、世代によるバイアスなどの視点も含めて言語を考察する方法を学びます。

4年間の学び

  1. 1年次

    FIRST

    「言葉の力」を伸ばし、大学で学ぶための基盤をつくる

    1年次は大学で学ぶための基礎を身につける期間です。人文学の学びに不可欠な「言葉」の力を身につけるために、少人数のクラスに分かれて文章を読み、話し、書く力をやしないます。また、歴史や文学、現代社会、国際、日本文化の多様な切り口からものごとを考える経験を積み、自由な視点を育てます。

  2. 2年次

    SECOND

    学外での本格的な フィールドワークへ

    フィールド?プログラムに向けて教員の指導のもと計画を立てます。後期からは半年間、キャンパスを離れて現地調査を行います。この経験で得られるのは、自ら考え、実践し、他者に伝える力。将来どのような道に進んでも生かせる、たしかな力と自信です。

  3. 3年次

    THIRD

    専門科目とゼミで知識を広げ思考を深める

    フィールド?プログラムの調査報告をまとめると同時に、各コースの専門科目で深い知識と研究方法を身につけます。また、少人数のゼミに所属し、文献の読解やテーマに関する調査の発表やディスカッションに取り組みます。対話を通じて多様な意見に触れながら、思考を深めていきます。

  4. 4年次

    FOURTH

    4年間の学びを卒業論文として発表する

    4年間の学びの集大成となる、卒業論文を執筆します。書き上げた卒業論文は、2月に行う卒業制作?論文発表展で全員が展示します。学内外の人から客観的な意見をもらうことができる貴重な機会です。

4年間で身につく能力

  • 言葉による表現を緻密に読み解く力
  • 文学作品の特性を理解して客観的に批評する力
  • 時代や国境を越えて人間の心情を想像し、歩み寄る力

専門科目の特徴

和歌、説話、小説…。 広く文学表現を学び、 作品分析の力を磨く

上代?中古?中世?近世?近代と広く日本の文学研究が可能です。批評理論や比較文学など、作品を分析する力を磨く科目のほか、小説や詩歌、説話?伝承など多様な文学表現も学ぶことができます。

<必修科目>
文学概論、文学研究、日本上代文学講読、日本中古文学講読、日本中世文学講読、日本近世文学講読、日本近代文学講読
 
<選択科目>
説話?口承文学、日本文学史漢文学、くずし字読解、古典文法、詩歌論、書誌学、書道、日本語学特講、比較文学、批評理論

選べる6つのゼミ

● 日本上代文学 ● 日本中古文学 ● 日本中世文学 ● 日本近世文学 ● 日本近代文学 ● 比較文学

フィールド?プログラム

2年次後期の半年間は全員がキャンパスを離れて現地調査へ。日本?海外あわせて12の拠点から研究拠点を選択し、自身の興味や関心に合わせて設定したテーマをとことん追究します。未知の場所で多様な価値観に出会い、思考し、研究成果を他者に伝える。その経験は、将来どのような道に進んでも通用するたしかな力となります。

言葉がつむぐ世界をよりリアルに体験し、作品への理解を深める
作品が生まれた土地や舞台、作家ゆかりの場所をたどりながら、言葉で記された表現をより深く理解します。作品を読み解くと、時代や世界を超えて作家のメッセージを受け取ることができるはず。日本国内や海外で、作品の豊かな世界観を体験を通して学びます。

学びのポイント
● 調査期間は半年間(海外は最長1年まで延長可)
 京都をはじめ国内や世界各地で実地調査できる
 実践的な調査力が身につく

調査の事例

  • 関東×物語

    舞台となった土地を実際に訪れ、作中に登場した場所を登場人物と同じ道順でめぐる。作品を読むだけでは気づかなかった発見を通し、作品への理解を深める。

  • 京都×和歌

    限られた文字数の言葉に、感情を乗せる和歌。作者が込めた思いを、詠まれた場所に足を運ぶことで深く理解し、表現のなかに秘められた真の意味を読み解く。

卒業論文

4年間の学びの集大成。 表現の大学ならではの展覧会も開催

4年生では全員がA4用紙20枚以上、約24,000文字の卒業論文を執筆します。ゼミ担当教員がテーマ設定から文章の構成まで1対1で指導。2月の卒業制作?論文発表展では、卒業論文や関連資料をひとりずつ展示します。

テーマ例

  • 平安時代の「鳥の涙」考

    本論文では、平安時代に詠まれた「鳥の涙」について考察した。研究の手法として、漢詩における鳥の詠まれ方、『古事記』と『万葉集』に見える鳥の擬人化的発想をそれぞれ確認して、「鳥の涙」の発想がどのように生まれたのか検討した。「鳥の涙」の前提には、漢詩に見える擬人化がある。これが和歌にも取り入れられ、鳥が「鳴く」に「泣く」を掛けて詠み、「泣く」から「涙」の発想が生まれたと考えられる。しかし、漢詩においては、鳥が涙を流すという発想は見出しがたく、「鳥の涙」は、鳥に人間の想いを託す日本的発想である。また、『古今和歌集』と『うつほ物語』に見える「鳥の涙」を比較することによって「鳥の涙」がどのように展開していくかを検討した。『古今和歌集』では、季節の移ろいを強調する情景的表現であったが、時代とともに少しずつ変化し、『うつほ物語』では、そこに人の感情や想いを託す表現となっていくことを明らかにした。

  • 町田康『告白』の独自性 —河内音頭「河内十人斬り」と比較して

    本論文は、町田康『告白』と『告白』が元にした河内音頭の演目「河内十人斬り」を、河内弁という言葉に注目して比較することによって、『告白』の独自性を明らかにするものである。『告白』と河内音頭「河内十人斬り」とで設定が大きく異なっている人物は、主人公城戸熊太郎の内縁の妻、縫である。縫は河内音頭では淫乱な女性として描かれているが、『告白』では清楚でどこか神秘的な女性であり、作中で熊太郎の内面を映し出す役割を持っている。 本論文では縫の置かれた社会的な立場も視野に入れて人物像を考察し、縫が熊太郎をはじめとする他の村人とは違って作中ほとんど方言を使っていないことに着目した。縫の役割を表現し、河内弁という方言の枠に押し込められた熊太郎の思弁的なキャラクターを強調するために、町田は縫に河内弁を話させなかったのではないかと考えた。縫の改変された設定は、思弁的な人物として熊太郎を描くという『告白』の独自性をもたらしたのである。

その他の論文テーマ例

 日本神話における聖数「八(や)」の意味
 恋と結婚のはざまで生きる平安女性——『和泉式部日記』と『蜻蛉日記』にみる主体と葛藤
 平安時代の友情観 —紫式部を中心に
 桜の表現 —西行を中心に
 古典、絵巻からみる庶民の住まい
 隠形の男と百鬼夜行
 雪女の伝承と物語の比較
 能?歌舞伎に見る六歌仙の変遷 —大伴黒主と小野小町を中心に
 北海道アイヌ文学における「善神」と「悪神」
 『裡家筭見通坐敷』における京伝店の描写
 学校教材の視点から見る桃太郎
 差別と文学 島崎藤村『破戒』から見る差別を扱うという事
 三島由紀夫『金閣寺』に現れた「死」と「死地」—英語訳版と比較して
 武者小路実篤の目指した理想郷 「新しい村」から見る明治~昭和の身分差
 戦艦大和の事実と虚構——吉田満『戦艦大和ノ最期』を中心に
 〈水〉の心象表現が持つ想像力の可能性 —『崖の上のポニョ』の海から見る水のファンタジー
 西尾維新 『傷物語』におけるキャラクター造形 —交差する自己犠牲を巡って
 坂東眞砂子作品から見る犬神伝承の創作
 文学作品における挿絵の役割

特待生制度

人文学部入学試験成績優秀特待生

金額 4年間の授業料を全額免除(入学金20万円+授業料434万円4千円)
 対象 学校推薦型選抜(公募制)?一般選抜の「学力2科目(英語?国語)」で優秀な成績を収めた国内学生
 人数 各入試で5名以内

卒業後の進路

就職率 96.3%(2025年3月卒)

分析?洞察力や問題解決力が強みになる
人文学科で培われる、文化や社会現象を分析する力や自ら問題を発見し解決する力、グローバルな視点で日本や京都文化を洞察する力は、幅広い分野で応用できます。編集者や学芸員、コンテンツ制作者はもちろん、ITや文化事業、教育産業、商品企画、観光など、今後の日本ビジネスの中心となるあらゆる業種で必要とされるでしょう。

めざせる職業
編集者、 ライター、 小説家、 学芸員、 学校教員、図書館司書、校正?校閲、書籍の流通、企画職、営業(総合職) など
 
 主な就職先
出版社、広告制作業、 Web コンテンツ制作会社、NPO?NGO、行政機関、 製造業、 流通小売業、教育機関 など
 
 充実した就職サポート
京都精華大学では、着実にステップアップできるよう学年別のサポートや、幅広い進路に対応した充実のキャリア支援体制を築いています。
履歴書対策や面接対策など、個別指導も充実しています。
京都精華大学の進路?就職サポート

取得できる資格

在学中、指定された科目単位を取得すれば、以下の資格を取得することが可能です。
その他、検定?資格取得のための支援講座も用意されています。

 高等学校教諭一種免許状(国語)
 中学校教諭一種免許状(国語)
 図書館司書
 博物館学芸員

VOICE

  • 末次 由樹也さん在学生

    怪談の宝庫である京都で「丑の刻参り」のルーツをたどる。

    京都精華大学のことは昔から知っていて、中学生のときにはマンガ学部に入りたいと思っていたことも。進路を決める際に人文学部を選んだのは、アニメなどのサブカルチャーについても深く学ぶことができるという点が決め手に。趣味で小説を書いていることもあり文学コースを選択しました。フィールド?プログラムでは、京都は怪談の宝庫だと考え、なかでも大学から比較的近い貴船神社が発祥の地であるといわれている「丑の刻参り」をテーマに調査を実施。丑の刻参りといえば、午前1時~3時ごろの丑の刻に神社の御神木に恨みをもつ対象に見立てた藁人形を五寸釘で打つという呪いの儀式として有名ですが、そのルーツとされているのが「平家物語」で描かれている「宇治の橋姫」の伝承。好きな男性が他の女性に奪われたことから嫉妬と復讐心に駆られた橋姫が「私を生きながら鬼にしてください」と貴船大明神に祈り、望みどおり鬼となった……というものです。つまり人を呪う儀式ではなく、もともとは願いをかなえるための儀式だったんですね。いま進めている卒業論文の主題は、戦艦「大和」。史実とフィクション作品での描かれ方の違いについて掘り下げたいと考えています。
  • 眞田 楓さん在学生

    歌人?小式部内侍の人物像を平安中期~中世の説話から探る。

    京都精華大学を選んだのは、時間をかけて調査?研究ができるフィールド?プログラムに強く興味を惹かれたことから。そして、フィールド?プログラムに取り組むことになって選んだテーマは「車いす利用者の着物需要に対するレンタル店の取り組みと課題」です。成人式の際、振袖の着付けで大変な思いをしたことから「車いすの人は着物を着たいとき、どうしているのだろう?」と疑問を抱き、このテーマを設定。フィールドワーク中は先行研究を何度も読み込んだり、車いす利用者向けのレンタルサービスを提供している会社で聞き取り調査を行いました。また、卒業論文では平安時代の女性歌人?小式部内侍について研究。百人一首に「大江山」の歌が選ばれるなど、小式部内侍は母?和泉式部と同じく歌才に優れた女性として有名ですが、死後~中世の時代にかけて創作された説話のなかで小式部がどのような人物として描写されているのかを研究しています。調査の範囲が広いので大変ですが、同じ内容の説話でも時代を経ると書かれ方に変化があり、とてもおもしろいです。いつも親身になって相談に乗ってくださる先生方に支えていただきながら、より良い卒業論文が書けるようがんばりたいです。
  • 是澤 範三教員

    神話や古代のことばの成り立ちから歴史と文化を学ぶ

    私が担当するのは「上代文学と神話、日本語の歴史」。『古事記』の神話を読んで内容を解釈し、なぜこのような神話が創られたのかを考えたり、古代日本語の語源を調査したりするゼミです。日本にはたくさんの神社がありますが、日本の神様や神話、古代のことばの成り立ちを知ることは、日本の歴史と文化を学ぶことでもあります。ことばの成り立ちを掘り下げたい人、神様と神話や歴史、神社やお寺に興味のある人におすすめです。
  • 三原 尚子教員

    文学作品を通して 未知の生活や感情を体験する。

    文学のおもしろさは、作品の読解を通じて、自分とはまったく異なる時代?立場?土地で暮らす人々の生活や感情を体験できるところにあります。京都精華大学の文学コースには、さまざまな専門分野を研究する教員が在籍しています。そして、学生と教員が交流しやすいアットホームな雰囲気もあります。ここで学ぶみなさんには、多彩なジャンルの文学に触れられる環境で、たくさんの作品と出会い、広い視野を養ってほしいと思います。
    私は、俳諧における受容について研究しています。たとえば、松尾芭蕉はなぜ有名になったのか、作品はどう読まれてきたのか、芭蕉という人物はどのように理解されてきたのか、そういったことに関心があります。作品そのものよりも受容を研究対象にした理由は、私が文学だけでなく、歴史学や社会学にも関心があったからだと思います。文学コースで学ぶなら、ぜひ幅広い分野に興味をもち、いろいろな世界に触れてみてください。文学とは関係がなさそうな趣味の世界でも構いません。友達や教員がおすすめしたものも試してみましょう。すべての経験が文学の研究に役立つはずです。私の座右の銘は、「やれることはすべてやる」。みなさんも、臆することなく、やれることはすべてやってみてください。