Translate this Page by AI

A ?

人文学部 学部共通
フィールド?プログラム
FIELD PROGRAM

HUMANITIES

Translate this Page by AI

A ?
人文学部の最も大きな特徴は、所属コースを問わず、2年次に半年間、大学以外の場所で調査?研究する「フィールド?プログラム」です。
日本?海外の12の国や地域から興味のある土地を選んで、自分の決めたテーマを追究することができます。
調査テーマを決め、現地で調べ、集めたデータから分析して自分の意見を発表する経験は、どんな将来に進んでも必ず生きる力となります。

3つのポイント

 調査期間は半年間(海外は最長1年まで延長可)
京都をはじめ国内や世界各地で実地調査できる
 実践的な調査力が身につく

プログラムのながれ

1年次後期 フィールドワーク先を選ぶ
必修科目である「地域学」で、担当教員がそれぞれのプログラムを紹介します。
すべてのプログラムについて説明を聞いたうえで、所属するプログラムを選びます。
2年次前期 フィールドワークにむけた本格的な準備
2つの授業「現場学」と「フィールドワーク方法論」の履修を通して、フィールドワークの準備を進めます。

現場学…自分の興味に沿った調査テーマを考えます。事前調査や計画づくりも教員に相談しながら決定します。
 フィールドワーク方法論…現地調査を有意義に行うために、聞き取りや測量、撮影、資料調査などの基本手法を実践的に学びます。
2年次後期 いざ現場へ!フィールドワークに取り組む
計画をもとに調査を進めます。想定外の課題に直面することもありますが、プログラム担当教員と相談しながら、自分で立てたテーマでの調査を行います。調査期間中は、週1回程度のミーティングを対面またはオンラインで実施し、しっかりサポートします。調査後は成果を整理?分析し、報告書とパネルにまとめます。
3年次前期 成果を発表する
報告書とパネルにまとめたものを発表?展示するための準備を行います。

調査エリア

興味のある土地を選んで調査を行います。
コースにかぎらず、日本?海外あわせて12の拠点から選択することが可能です。

 日本国内:京都、北海道、沖縄、関東
 海外:アメリカ、カナダ、ニュージーランド、フィリピン、韓国、台湾、フランス、スペイン
※海外の場合は、いずれの国でも 12~16週間、語学学習を行います。

費用の目安

滞在先が京都以外の場合、協定大学に所属しながら活動しますが、現地の大学の授業料はかかりません。ご家庭でご準備いただくのは渡航費?滞在費?生活費です。経費は拠点ごとに異なりますが、事前に費用の目安をご案内しています。

 
アメリカ?カナダ?フランス?スペイン?ニュージーランド 80~130 万円程度
韓国?台湾?フィリピン 40~60 万円程度
北海道?東京?沖縄 20~35 万円程度

フィールド?プログラムを行う理由

  • 吉永 隆記教員

    人文学は、行動することで深まる

    人文学部がフィールド?プログラムを導入している理由は、「現場に身を置いてはじめて、学びが本質的な理解へと変わる」からです。人文学というと、図書館で文献を読み、理論を積み重ねる学問という印象が強いかもしれません。もちろんそれらは基礎として欠かせません。しかし、文字だけで学ぶ理解には、どうしても限界があります。たとえば歴史史料に「この農村は鉄を納めていた」とあっても、実際にその土地に立ち、鉄分を含む赤い土を目にし、地域の人から「山を削ると砂鉄が出る」と聞いた瞬間、知識が自分のなかで結びつき、はっきりと理解できるようになります。机上では得られない、実感を伴った理解がそこに生まれるのです。
    だからこそ人文学部では、長期間にわたる本格的なフィールドワークを必修科目としています。京都の歴史的な名所や国内外の調査地など、自分の興味を起点に現場へ出向き、人と対話し、未知の課題に向き合います。理論と現場を往復するなかで、調べ、考え、検証する力がやしなわれ、それは卒業論文だけでなく、社会で求められる課題解決力へとつながっていきます。
    人文学は、行動することで深まる。その学びの手応えを、自分の体で確かめてほしい。それがこのプログラムの大きな意義です。

調査テーマ例

フィールドワークには「国内研究」と「海外研究」の2種類があります。
どのコースを選んでも好きなプログラムを選択することが可能です。
※以下は一例です。自信の興味関心に応じて調査エリアとテーマを設定します。

国内研究

京都

  • 京都 × 物語

    京都の神社仏閣は、平安時代から現代にいたるまで様々な物語の舞台に選ばれてきました。作品の時代背景や作者について調査しながら京都を歩くことで、物語の本質に迫ります。

  • 京都 × 武将

    人気の観光地?新京極通は、豊臣秀吉の京都改造と寺町集住を背景に生まれました。武将が行った京都の都市政策について歩きながら調査します。

  • 京都 × マンガ?アニメ

    京都を舞台にしたアニメーション映画の舞台と設定を調査し、他府県から見た「京都」のイメージと実態を検証します。

  • 京都 × 伝統文化

    平安時代の文学に登場する香「薫物」は、現在でも生産?販売されています。お香会社を訪れ、現代の生活にどのように取り入れられているか調査します。

  • 京都 × 企業

    京都の中小?ベンチャー企業を対象として、食品ロスや脱プラスチックといった社会問題への取り組みを調査し、持続可能な社会の実現が目指される現代における企業の役割を調査します。

  • 京都 × 異文化

    かつて多くの在日コリアンが居住した東九条。地域の産業や歴史的変容とともに、在日コリアンの生活と文化を調査することで、異なる文化をもつ人びとが存在した地域社会の実像を分析します。

  • 京都 × アート

    美術館以外の場所で作品展示を行う国際芸術祭を調査し、京都の文化的資産の新たな活用方法と、アートイベントによるつながりの機会創出を考えます。

  • 京都 × 祭

    日本三大祭りにも数えられる「祇園祭」で、それぞれの山鉾町がどのように伝統の風習や技術を継承しているのか、町ごとの特徴や違いを調査します。

  • 京都 × 地域社会

    都会というイメージのある京都市ですが、高齢化?過疎化が進むエリアもあります。京北宇津地域を訪れ、地域活性化の課題と対策を考えます。

  • 京都 × 近現代

    大学近郊の岩倉地域で当時先進的な治療方法に取り組んだ精神医療について、史料購読や関係者への聞き取り調査を行い医療から地域の歴史を追究します。

  • 京都 × 観光

    京都で問題化する「オーバーツーリズム」について、公共交通機関とタクシー利用のそれぞれで実態調査し、持続可能な観光地産業について考えます?

  • 京都 × 動物園

    京都動物園で行われている「動物福祉」の取り組みについて、他の動物園と比較しながら調査し、野生化で生きられない動物たちのサポートを動物園がどのように担っているのかを調査します。

北海道?沖縄?関東

  • 北海道 × 先住民族の文化

    北海道の提携大学に留学。先住民族であるアイヌ民族の衣類や工芸、食文化など、文化や暮らしについて、現地で調査?研究します。

  • 沖縄 × 戦争

    沖縄の提携大学に留学。太平洋戦争における旧日本軍第 32 軍(沖縄守備群)の陣地や飛行場跡地などの戦跡を辿り、地上戦が町に残した影響について考えます。

  • 関東 × 近代文学

    東京の提携大学に留学。東京近郊に残る文豪のゆかりの地や文学館を訪ねて、明治以降の日本文学がどのように発展したかを考察します。

海外研究

  • アメリカ × ジェンダー

    アメリカの大学や公的機関等において、ジェンダー平等がどのように実践されているかを調査し、日本社会と比較検証します。

  • アメリカ × 政治

    若者を対象とした選挙活動の方法を調べ、アメリカの大学生と日本の大学生の政治意識にどのような違いがあるのか、インタビュー調査を行います。

  • カナダ × 福祉

    バンクーバーの電車や駅構内、バス、学校等の公共空間におけるバリアフリー環境を調査。誰もが生活しやすい空間のつくり方を考えます。

  • カナダ × 言語

    多文化主義国家であるカナダでは、移民として生きる人々が母語や共通語をどのように使用しているのか、現地調査を行います。

  • ニュージーランド × 共生

    ニュージーランドの先住民族マオリのタトゥー文化を切り口に、民族特有のコミュニティや社会形成のあり方を調査します。

  • ニュージーランド × 教育

    どのような絵本が出版されているのか、また購読されているかを収集?調査し、幼児?児童を対象としたニュージーランド特有の文化教育を分析します。

  • フィリピン × 児童福祉

    フィリピンの孤児院で、教育支援や食事提供のボランティアを行いながら、家庭環境や国の経済成長について調査?研究します。

  • スペイン × 祭

    スペイン?ウエスカの伝統的な祭礼、聖ロレンソ祭で披露される伝統舞踊を調査。文化の継承に地域の交流がどのように貢献しているのか考えます。

  • スペイン × 建築

    キリスト教とイスラム教が共存してきたスペインの教会を調査し、二宗教間の文化がどのように融合してていたのかを建築から考察します。

  • フランス × スポーツ

    フランスで最も人気のあるスポーツ?サッカーを切り口に、1930年以降のスポーツ政策によってどのように環境整備が行われきたのか現地で調査します。

  • フランス × 日本文化

    フランスで注目される日本のマンガ?アニメーションが、現地でどのように受け入れられているのか、ファンへの聞き取り調査から分析します。

  • 韓国 × 音楽

    今や世界中に流通している K-POP について、韓国の音楽番組や SNS の配信から、現地の若者にどのように浸透しているのかを調査します。

  • 韓国 × ペット産業

    韓国社会とペット産業について販売店舗や「動物カフェ」を訪問し、日本のペット産業との違いや、ペットとの生活から見える文化の違いを調査します。

  • 台湾 × 歴史

    台湾原住民のルカイ族について調査します。日本統治時代を経験した古老から当時の状況や日本について聞き取り調査を行います。

  • 台湾 × 食文化

    外食産業が発展する台湾において、各家庭の食生活のあり方が、日本とどのように違うのか調査し、食事から見える家族の交流について考えます。

学生の声

  • 林 京香さん在学生

    フラメンコの本場?スペインで 人と人をつなげる表現の力を体感。

    コミュニケーションツールとしての舞踏—スペイン?アンダルシア地方のフラメンコ」をテーマに、スペインで調査?研究に取り組みました。私はこれまで新体操やよさこい、フラメンコなどの踊りを経験してきたのですが、スペイン舞踊の活気にあふれるリズムや複雑な拍子に惹きつけられ、表現者と観客がともに盛り上がる瞬間を現地で体感したいと思うようになりました。また、自分にとっての「普通」が通用しない場所で、思考を柔軟にし、異なる文化?価値観を尊重する気持ちを育てたい。そう考えました。
    調査では、アートとしてのフラメンコと民間芸能としてのフラメンコの違いを探ることや、フラメンコが人と人とのつながりを生み出していることに注目し、プロ?アマ問わず多様な人びとに話を聞くことを重視。渡航前は言葉の壁に不安を感じていましたが、現地で実感したのは「身体や表情を通じた交流が心を通わせる大切な手段である」ということ。そして、文化は観察するだけではなく自ら積極的に関わることで理解が深まるのだと学びました。今後は、この経験をもとに舞踊の文化的背景や心理的影響について研究を深め、卒業論文へと発展させていきたいと思っています。
  • 吉川朋希さん在学生

    京都最古の神社に 仕えてきた社家を調査?研究で掘り下げる。

    京都の歴史や習俗などを学ぶ授業を通じて、京都の神社や神事、史跡の歴史的?文化的意味を調べることに関心が高まり、京都を拠点とした調査を行いたいと思うようになりました。選んだテーマは、「賀茂社の社家について」。賀茂社というのは京都最古の神社とされている上賀茂神社と下鴨神社の総称で、代々神社に仕えてきた社家(世襲の家系)がどのような役割を担ってきたのかを調査しました。賀茂社は全国で唯一、社家の屋敷が立ち並ぶ「社家町」の町並みが残っており、その点でも調査を行うのに最適だと考えました。この調査では、文献で得た知識を実地でさらに深めることができたと同時に、調査対象の周辺にも目を向けることが大切だと知ることができた、貴重な体験となりました。
    調査と聞くと難しく感じるかもしれませんが、たとえば京都三大祭りのひとつとして有名な葵祭を入口にして、葵祭の前儀として行われる下鴨神社の御蔭祭などへ対象を広げたり、そこから神事と葵祭との関連を調べたり、興味や関心によって掘り下げていくことができます。私も、今度は松尾大社と伏見稲荷大社における秦氏との関係について調べてみたいと考えています。

よくある質問

  • ひとりで調査できるか不安です…
    準備段階では、調査テーマや調査先の選択を教員と一緒に考えながら進めていきます。派遣中も、メールやオンラインでの定期的な連絡を継続し、現地で困ったことがあってもすぐに相談できる仕組みです。
  • 調査エリアやテーマはどのように決めるのですか?
    学生一人ひとりが、自身の興味関心に応じて調査エリアとテーマを設定します。1年次の必修科目「地域学」で、充実した現地調査を実施できるように、フィールドワークの基礎的な知識を身につけます。そのうえで教員と個別に相談しながら、調査エリアやテーマ、スケジュールや調査方法などを決定していくので、一人で決めることが不安な人も安心できる環境です。
  • 費用はどのようなものが発生しますか?
    京都以外の調査エリアでは、提携先の大学寮やホームステイ先に滞在します。提携大学の授業料はかかりません。
    調査地までの往復交通費や、滞在期間中の食費は発生します。交通費と滞在費は、調査地域の物価によって変動します。
  • 海外でフィールドワークを行う場合のサポート体制はどうなっていますか?
    海外経験豊富な教員が、準備段階から現地生活に至るまで、きめ細やかなアドバイスを行います。海外旅行保険のほか留学生危機管理サービス(OSSMA)に加入して、現地受け入れ先や現地協力者などとのネットワークによる体系的な安全対策を徹底しています。また、滞在中は、オンライン通話やメールを通じて定期的に連絡を取り合い、調査状況を確認します。
  • 英語が苦手でも海外に行けますか?
    学部独自のTOEIC 対策講座を設けているほか、フィリピン、韓国、台湾など、英語力を渡航条件にしない調査先もあります。
  • 収集した調査結果はどのように扱うのですか?
    フィールドワークで得られたデータや考察をまとめた報告書と、調査の成果を視覚的にまとめた報告パネルを作成します。作成した報告パネルは学内で展示を行い、成果発表を行います。
  • フィールドワークを通してどのような力が身につきますか?
    フィールド?プログラムの経験は、調査能力や情報分析力、他者とのコミュニケーションする力、異文化理解など、多様な力を与えてくれます。研究の糧になるのはもちろん、就職活動での自己PRや将来の仕事にも必ず生きる力です。
  • 4 年間で卒業できますか?
    カリキュラムに組み込まれており、単位取得?進級?資格取得には問題ありません。